創建80年を迎えた福岡県護国神社(福岡市中央区)で、大鳥居の大規模改修が始まっている。日本最大級の木造鳥居といわれ、解体を伴う改修は初めてとなる。
神社によると、大鳥居は高さ13メートルで、ヒノキの原木を使った鳥居としては日本一とされる。
神社が創建された1943年、日本の統治下だった台湾からヒノキ材を輸入し、福岡城趾(じょうし)の南側に建てられた。
陸揚げの際、あまりの巨木のため車両での運搬は難しく、3キロほど離れた博多港から道に丸太を並べ、それを「コロ」にして住民らが運んだ、という逸話が残る。
福岡市が焼け野原となった1945年6月の福岡大空襲では、社殿はほぼ焼失したものの、この鳥居は無事だった。
ただ、建造から80年が過ぎ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル