今年5月に出所した過激派グループ「日本赤軍」の重信房子・元最高幹部(77)が16日、京都市東山区の円山公園野外音楽堂で開かれた集会「変えよう! 日本と世界」に登壇し、数百人を前にあいさつした。
集会は学生運動に関わった市民などでつくる実行委員会が主催した。関係者によると、重信元幹部が出所後、多くの市民を前に講演するのは初めてという。
重信元幹部は「新しく社会に参加するにあたって」と題し、10分ほどあいさつした。自らの経験について「多くの戦いの中で過ちもあったし、いいこともあった」と話した。いまの社会について、「異議がある人たちと対話し、そこからみんなで一緒に語り合って、日本を、世界を変えていきたい」と締めくくった。
重信元幹部は組織の解散を宣言しているが、現在もメンバー7人が国際指名手配中で、警察当局が動向を注視している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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