日米で最難関大合格 芦屋市長・高島崚輔さんの「やってほしいこと」

【連載】受験する君へ

本格的な受験シーズンを迎えました。各界で活躍する方々に、自身の体験談や受験生へのメッセージを聞きました。

 アメリカの大学に行くという進路の存在を知ったのは、高2の1月でした。当時、米国の大学にいた高校の先輩に勧められ、翌月にハーバード大を見に行きました。先輩の計らいで、授業を見たり、学生や教授に会ったりしました。

 実際に大学を訪問して実感したのは、大学での学びが社会につながっているという感覚です。何のためにこの授業を取っているのか、将来やりたいこととどうつながっているか、熱く語ってくれる学生が多くて「いいなあ」と思いました。

 でも、受験まで1年を切っていたんです。米国の大学は、試験の点数だけでなく高校時代の課外活動なども重視しますが、そのために何かをする時間はもうありませんでした。中高での生徒会長の経験や、模擬国連の世界大会で表彰されたこと、部活のラグビーなど、受験のためではなく好きで挑戦したことを評価していただけたのかなと思います。

 SAT(米国の共通試験)やTOEFLなどの勉強は大変でした。でも一番難しいかったのは、エッセー(小論文)です。主なテーマは「あなたはどんな人ですか、教えてください」。日本語でも何を書けばよいか分からないものを英語で書くのですから、とても悩みました。出願直前の大みそかにアドバイスしてくれた方をはじめ、たくさんの先輩方に読んでもらい、お世話になりました。

 ハーバード大の面接は、東京で弁護士をしている卒業生の方が相手でした。他にもイエール大とプリンストン大を受けましたが、合格したのはハーバード大だけです。リーダーシップのある学生が多く、校風に合っていたのかもしれません。米国の入試はマッチング。能力があるかよりも、大学に合うかどうかなんです。

 米国の大学を受験して「いい…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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