北九州市小倉北区の旦過市場で発生した火災は、26日で発生から1週間となる。被災を免れた多くの店が営業を再開するなか、焼失が激しかった付近は立ち入り禁止が続く。先の見えない状況に、被災店主らはいらだちを募らせている。
火災後初の週末となった23日、南北約100メートルにわたる市場のアーケードは多くの買い物客でにぎわった。常連客の男性(72)は「活気が戻り安心した」。ただ、活気が戻ったのは、立ち入り禁止が解除されたエリアだけで、火災が激しかったエリアにはいまだに一般客は入れない。
「ガレキ部分の危険がありますので許可のない人は通れません!!」。アーケード北端付近には、25日も貼り紙つきの柵が立てられたままだった。市によると、がれきの倒壊の危険性などを確認するため、小倉北区が通行止めを続けている。
立ち入り禁止域内でも被災を免れ、一般客の通行が許されれば、営業再開が可能な店もある。そのため、市場に接する道路沿いに臨時の売り場を設け、営業を試みる店も出ている。飲食店を営む女性は「家賃だけかかって収入がない。どの状態になれば営業が再開できるのか」と困惑しながら、店に積もったすすを払った。
別の店では、片付けで出たご…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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