世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者間での養子縁組をめぐり、教団側がハンドブックの記載を修正し、厚生労働省に送付したことがわかった。同省による1月23日の行政指導では、出版物の内容を適切に記載するよう対応を求めていた。
修正されたハンドブックが届いたのは1月31日。同省は修正内容が適切かどうかなどを確認し、今後の対応を検討する。
1月の行政指導では、教団側が教義上、推奨してきた信者間の養子縁組を法令に照らして問題点を指摘。出版物についても、法律の趣旨にそぐわない内容があるとして、適切な内容にするよう求めていた。
修正前のハンドブックでは「子供に恵まれない家庭のために養子を捧げるということは、神様の愛を中心とした家庭理想を共に実現するという意味で、世界平和統一家庭連合の美しい伝統」などと記載。これに対し同省は、養子縁組は子どものためにあり、家庭での養育が「困難または不適当である場合に検討されるべきもの」などと指摘していた。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル