世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が子どもがいない信者に別の信者から養子を紹介していたことが明らかになった。教団も取材に認めている。養子縁組あっせん法では、あっせんは都道府県の許可を受ける必要があると定めており、厚生労働省は近く教団に事実関係を確認する。
教団によると、希望する信者から本部に問い合わせがあると、子どもを養子に出してもいいという信者を紹介していた。ただ20年前からは、養子に出してもいいという家庭がなく紹介もしていない、と説明。教団側は、対価は受け取っておらず、都道府県などへの届け出はしていなかったとしている。
教団は、信者に子どもができた際に教団側への報告を求めており、1981~2021年に745人の養子を迎えたと報告があったという。この中に教団が紹介した例も含まれるという。教団の広報担当者は「お子さんがほしくて困っている家庭のためにやってきた。何らかの法律に抵触する意識はなかった」と話している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment