香川県社会福祉協議会が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の県内組織「家庭教会」から、今年1月までの3年間に計約90万円の寄付を受けていたことがわかった。
県社協によると、寄付があったのは高松、高松西、観音寺の各家庭教会からで、2019年4月~22年1月までの計8回。いずれも「バザーの売上金を社会福祉事業に使ってほしい」と申し出があった。寄付の実績は広報誌にも掲載したという。
また、高松家庭教会は2019年度から県社協の賛助会員にもなっている。県社協は「現在の、様々なトラブルが報じられている段階では、寄付の申し出があっても受け取りは控える方針だ」としている。
丸亀市と高松市の社協にも同様の寄付があった。丸亀市社協は丸亀家庭教会から計約88万円(19年3月~22年5月の計8回)、高松市社協は高松西家庭教会から計約18万円(20年2月~22年4月の計3回)を受け取ったという。丸亀市社協はホームページ上で寄付を受けたことを掲載していたが、関係を懸念する声が市民から寄せられ7月末に削除した。両市の社協はいずれも「今後は寄付の申し出があってもお断りしたい」としている。
県内の家庭教会の担当者は取材に対し、「地域貢献のためのバザーで集めたお金で、『地域のために使ってもらいたい』ということで寄付した」と説明した。一方で、バザーの内容などについては「取材には東京の本部で一括して対応しているため答えられない」と話した。教団(東京)の広報担当者は取材に「全国に教会は多数あり、ひとつひとつは把握していない」と答えた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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