旧統一教会の名称変更、なぜ認められた 「関心高い」異例の大臣報告

 安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、旧統一教会の名称が現在の「世界平和統一家庭連合」に変更された経緯が注目されている。元文部科学省幹部の証言によると、教団は1997年に名称変更を相談したが、教団の活動が社会問題化していたことなどから断ったという。教団によると、その後も定期的に相談を継続。2015年になって正式に申請し、認められた。

 宗教法人法では、宗教団体が名称などを改めるには都道府県知事か文部科学相に申請する必要がある。複数の都道府県に施設を持つ旧統一教会の場合、名称変更の申請先は文科相で、実務は文科省の外局である文化庁の宗務課が担う。

 同課によると、家庭連合の前身の「世界基督教統一神霊協会」が名称変更を申請したのは15年6月。7月に受理され、8月に申請が認められた。変更申請があれば、団体内の手続きを経ているかや法令に適合しているかなどを審査するが、憲法信教の自由を保障していることを踏まえ、「行政が許認可する制度と違い、要件に合致していれば原則として自動的に申請を認めている」という。

当時の文科相・下村氏は取材に

 同課の現在の担当者は取材に…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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