大阪府箕面市立小学校1校で「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の関連団体が17年前から、子ども向けの科学実験の講座を開いていたことがわかった。市教育委員会によると、地域住民や学校でつくる運営委員会はこの講座を取りやめる方針を決めたという。
市教委によると、この小学校では地域のボランティアらが、休日の子どもたちの居場所づくりのため、月に2回ほど複数の講座を開催。この関連団体は科学実験講座を担当していた。
新型コロナウイルスの影響で一昨年から中止になっていたが、昨年8月に外部から市側に問い合わせがあり、教団と関連がある学生団体「CARP」とみられることが判明した。講座の申請などを個人名でしていたため、関連団体と気づかなかったという。
運営委は今年7月になって、「旧統一教会を巡る問題が取り上げられる中、子どもや保護者が不安に感じる」として、この講座を取りやめる方針を決めた。
世界平和統一家庭連合の広報部は「CARPは友好団体の一つ」としている。
市教委は今月16日、市内の小中学校全校に対し、教団の関連団体が行事などに参加することがないよう伝えたという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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