本田大次郎
北海道旭川市で3月、市立中学2年生だった広瀬爽彩(さあや)さん(当時14)が遺体で見つかり、市教育委員会の第三者委員会がいじめの有無などを調査している問題で、今津寛介市長は8日の市総合教育会議で、10月中に中間報告を出すよう市教委に求めた。
今年4月にこの問題が文春オンラインで報じられたあと、当時の西川将人市長が市教委に調査を要請。第三者委は6月に調査を始めた。市教委は、関係する生徒へのアンケートや関係者への聞き取りは近日中に始めるとしている。
9月26日の市長選で初当選した今津市長は、市総合教育会議の開催を要請。第三者委の調査状況について市教委から報告を受け、「中間報告を10月中に出していただきたい。最終報告は年内、遅くても年度内にお願いしたい」と求めた。
会議後、今津市長は「調査が遅れていると感じている。スピード感をもって進めてほしい」と述べた。黒蕨(くろわらび)真一教育長は「市長の考えを第三者委員会へ伝え、調査が円滑に進むようサポートしていく」との談話を出した。(本田大次郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル