旭川医科大学(北海道旭川市)の吉田晃敏学長が、新型コロナ患者の受け入れをめぐる不適切発言や滝川市立病院からの高額報酬などを指摘されている問題で、学内の教授らによる「旭川医科大学の正常化を求める会」は24日、同大の学長選考会議に吉田学長の解任を求める署名を提出した。また、一連の問題をめぐる吉田学長の処分を協議している同会議の委員4人が辞任していたことが判明した。
「正常化を求める会」によると、22日までに、全教職員約2千人のうち921人分の署名が集まった。同大の規定によると、専任の教員や事務部門の幹部など「意向聴取対象者」に指定された教職員の過半数の請求があれば、学長選考会議に学長の解任請求ができる。意向聴取対象者は約400人おり、会によると、提出した921人分の署名には意向聴取対象者207人分の署名が含まれ、請求に必要な数に達しているという。
大学側が署名に不備がないかを確認したうえで、学長選考会議が解任について審査する。規定では審査にあたり、同会議は学内の「経営協議会」と「教育研究評議会」の意見を聴く必要がある。また、学長から求めがあれば弁明の機会を設けなければならない。
解任が妥当と判断した場合は、同会議は文部科学相に吉田学長の解任を申し出る。文科相が解任手続きをする。文科省国立大学法人支援課は「手続きに瑕疵(かし)がないかといった確認はするが、会議の決定は尊重される」としている。
学生が手紙「原因をつくった学長の辞任必要」
1月中旬から吉田学長の解任を…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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