兵庫県尼崎市にある築123年の洋風建築「旧ユニチカ記念館」で9日、大掃除が行われる。工業都市として発展した尼崎市のシンボルで、今春市へ寄贈されたが、活用方針は決まっておらず、普段は内部を見ることもできない。建物の中に入れる貴重なチャンスでもあり、予想を上回る申し込みがあったという。
同館は、旧尼崎紡績の本社事務所として1900(明治33)年に完成した。英国式れんが造りの2階建ては、車寄せもある格調ある外観で、延べ床面積は約570平方メートル。設計者は不明だが、工業建築を多く手がけた明治時代の建築家のひとり、茂庄五郎の可能性があるという。
解体の危機も
59年から2019年まで一…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル