明治初期の熊本城再現 柳川の男性が模型制作 熊本市で展示(西日本新聞)

 明治初期の熊本城を忠実に再現した巨大模型が1日、熊本市中央区の「熊本城ミュージアムわくわく座」で公開された。福岡県柳川市の模型作家島充さん(37)が、2016年の熊本地震で被災した姿に触発され、1年かけて完成させた。展示は3月29日まで。

【写真】特別見学通路完成後の熊本城のイメージ

 島さんは小学生の頃、プラモデルの松本城を作ったのをきっかけに模型作りに目覚めた。4年ほど前からは自ら考証した城の模型を制作している。

 地震前まで「熊本城は実物が一番美しい」と思い模型を作らなかったが、地震で傷ついた城を見て「美しい姿をよみがえらせたい」と制作を決意したという。

 模型は南北約2・55メートル、東西約2・35メートルで、本物の150分の1サイズ。18年末から江戸時代などの絵図や明治初期の写真を基に考証を開始。屋根の傾斜や城内の高低差、木の本数などを忠実に再現し、昨年末に完成した。屋根瓦は1ミリ四方のプラスチックを加工し、約3万枚積み上げた。

 訪れた熊本市中央区の松里紀子さん(47)は「地震直後に城を見たときは泣いた。再現された姿に癒やされました」と話した。 (長田健吾)

西日本新聞社

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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