武田遼、天野剛志
兵庫県明石市で17日に開かれた第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会のプレイベントで、泉房穂市長が司会の民放アナウンサーに「高圧的」な発言をしたなどとして、大会事務局を担う県の担当課が泉市長に抗議した。県側が19日に記者会見で明らかにした。泉市長は「声はいつもでかいが、普通にしゃべったつもりだ」と反論している。
大会は兵庫県や明石市、漁業団体などでつくる実行委員会の主催。泉市長は副会長を務めている。
18日に県側が市に持参した抗議文書によると、泉市長はイベント後、アナウンサーに「明石市のPRコメントが少なすぎる」「全体的に間延びしている」などと発言。アナウンサーは「言い返すこともできず、ひたすら言われっぱなしの状況」で「不安感を必要以上に煽(あお)る行為」だったとしている。さらに、イベント運営業者の担当者には「知事に言って業者を替えてやる」と発言したとしている。
一方、泉市長は取材に「副会長として問題点を指摘した」「一方的ではない」と反論した。業者への発言については「していない」「そんな発想をする人間ではない」と否定している。(武田遼、天野剛志)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル