村上友里
慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー映画「主戦場」の出演者5人が、勝手に映画を一般公開されたとして日系米国人ミキ・デザキ監督と映画配給会社「東風(とうふう)」に上映禁止と計1300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。柴田義明裁判長は「原告らは一般公開の可能性を認識していた」として請求を棄却した。
当時大学院生だったデザキ監督は卒業制作で、原告の米国弁護士ケント・ギルバート氏、「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝副会長らに取材し、映画を作った。原告側は「合意に反して商業映画として一般公開し、著作権や肖像権を侵害した」と訴えたが、判決は「監督は国内外で映画を配給できる」という書面を交わしていたなどとして退けた。(村上友里)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment