映画の売り上げを表す2019年の国内の興行収入(興収)と観客数が、現在の公表形式に変わった00年以降で過去最高を記録する見込みであることが分かった。大手映画会社の東宝が12日、会見で明らかにした。これまでの最高は16年で興収が2355億800万円、観客は1億8018万人だったが、それぞれ約200億円、約1千万人増える見通し。
東宝映画営業部の吉田充孝部長は会見で、「順調に進めば、2550億円前後、観客数は1億9千万人前後になるとみている」と明かした。
今年は現時点で新海誠監督のアニメ「天気の子」が140億円、ディズニーの実写版「アラジン」が121億円、人気アニメ「トイ・ストーリー4」が100億円、定番の「名探偵コナン 紺青の拳」が93億円を記録。「君の名は。」や「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」があった16年を上回るという。
好調の理由について吉田部長は「閑散期に当たる6月に『アラジン』、10月に『ジョーカー』などのヒット作が出て、一年じゅう劇場がにぎやかだった」と分析。6月には多くの映画館で入場料金を値上げしたにもかかわらず、観客が増えた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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