戸村登
愛知県豊橋市の安久美(あくみ)神戸(かんべ)神明社で11日、国の重要無形民俗文化財に指定されている「豊橋鬼祭」の本祭が開かれた。東三河に春の訪れを告げるもので、3年ぶりに有観客で開催。呼び物の「赤鬼と天狗(てんぐ)のからかい神事」などを大勢の見物客らが見守った。
「からかい神事」では、天狗に負けた赤鬼が、厄よけの「タンキリあめ」をまき散らしながら退散。氏子が白い粉をまき、見物客は粉まみれになりながら、あめを手に入れようと手を伸ばしていた。
今年の鬼祭では、天鈿女命(あめのうずめのみこと)面が新調され、10日の岩戸舞で披露された。(戸村登)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル