2月も寒気の影響は一時的となりそうです。北海道や東北は2月前半は厳しい寒さですが、関東以西の平均気温は平年並みか高いでしょう。向こう1か月の天気傾向です。
1週目(2月1日~7日) 冬の天気分布
2月の1週目は冬型の気圧配置になりやすく、北海道や東北は日本海側を中心に雪の日が多くなるでしょう。雪不足となっている日本海側の雪も多少増えそうです。北陸も雪や雨の日が多くなるでしょう。近畿北部から山陰では寒気の影響は弱く、雨や雪の日は平年に比べると少なくなりそうです。関東から九州は晴れて、空気の乾燥する日が多いでしょう。沖縄や奄美は曇りや雨の日が多そうです。
平均気温は北海道や東北は平年並みで、厳しい寒さでしょう。関東から九州、沖縄や奄美は平年より高い予想です。ただ、このところのように近畿から関東などで気温が20度近くまで上がるほどの極端な暖かさはなさそうです。
2週目(2月8日~14日) 春の暖かさ 花粉症対策を
2週目も寒気の影響は北日本が中心です。北海道や東北の日本海側は雪の日が多いでしょう。北陸から山陰では雪や雨の日は平年より少ない予想です。太平洋側の各地は晴れる日が多くなるでしょう。沖縄や奄美は平年に比べると曇りや雨の日が少なくなりそうです。
平均気温は北海道や東北は平年並みの予想で、震えるような寒さが続くでしょう。関東から九州、沖縄や奄美は平年並みか平年より高い予想です。春の暖かさの日が増えそうです。スギ花粉が本格的に飛び始める所が多くなりますので、花粉症の方は早めに対策をなさって下さい。
3~4週目(2月15日~28日) 春服の出番早い?
3週目~4週目は北日本も寒気の影響は受けにくいでしょう。北海道や東北の日本海側、北陸は雪や雨の日は少なそうです。関東から九州は低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べて晴れる日が少ないでしょう。傘が必要な日も度々ありそうです。沖縄や奄美は曇りや雨の日が多いでしょう。
平均気温は全国的に平年並みか平年より高い予想です。北海道や東北でも厳しい寒さは和らぎ、関東から九州では冬のコートがいらない日も度々ありそうです。例年より、春服の出番が早くなるかもしれません。東京などでは2月下旬にはスギ花粉がピークを迎えそうです。万全な対策が必要です。
今年の冬は暖冬傾向のまま終わり そのまま春へ
気象の分類では12月~2月までが冬です。2月も平均気温は平年並みか高い予想で、今冬は暖冬傾向のまま冬が終わる見込みです。また、日本海側の雪は一時的には強まりますが、2月ひと月でみると、平年より少ない予想で、少雪も解消しないまま、春へと季節は歩みを進めそうです。
日本気象協会 本社 吉田 友海
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