10年に一度の寒波の到来で各地で大雪が降るなど、厳しい寒さが続くこの冬。だが、気象庁の予想では3月に入ると東日本や北日本では平均気温が「平年並み」か「高い見込み」が高確率となっており、暖かい春がやってきそうだ。
16日の都心の最高気温は9・6度。1月下旬並みの厳しい寒さとなった。一方で、週末の19日の予想最高気温は東京が19度で4月中旬並み、大阪は15度で3月下旬並みの暖かさとなる見込み。
今冬の寒さの要因の一つが、太平洋東側の赤道近くの海面水温がいつもより低くなる「ラニーニャ現象」。偏西風を蛇行させ日本付近に寒気を流入させたとされる。21年秋から続くこの現象は、今冬の終わりまでに90%の高確率で終息すると見込まれる。
12月からの東日本の平均気温の経過を見ると、12月には平年より2度低い時期がある一方、1月中旬は4度以上高くなり、下旬には再び3度以上低くなった。気象庁の大林正典長官は15日の定例会見で「(この冬は)気温の変動が大きかった」と振り返った。
今後ラニーニャ現象は終息し…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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