「はるかぜちゃん」の愛称で知られる俳優の春名風花さんが8月25日夜、全国の児童生徒らに向けて「いじめをするのなら、学校なんて来なくても良いんだよ」とTwitter上で訴えたメッセージが話題を呼んでいる。
春名さんは、夏休み明けが近いこの時期になると例年、いじめ被害に遭っている子供は「無理して学校に行かなくて良いんだよ」というツイートがネット上に多数出てくると指摘。その上で、次のような考えを述べた。
「一見優しい言葉に見えますし、緊急対応としても間違いではありません。でも、『学校に行かなくてもいいんだよ』と言うメッセージは、本来、いじめている側にかけるべき言葉です」
続けて、いじめている側に対して「他人の学ぶ権利を邪魔するのならば、学校には来ないでください」と糾弾。現在いじめを受けている子供たちに向けては、「あなたがたには堂々と学校に行く権利があります」と訴えた。
乙武洋匡さんもエール「はるかぜちゃん、さすがだな」
このメッセージに対して、ネット上では「的を得ている」「正論」と賛同する意見が多く出ている。
作家の乙武洋匡さんは「いじめられてる子に『学校なんて行かなくていい』だけで終えてしまうのは、たしかに思考停止だったかもしれない。はるかぜちゃん、さすがだな」と公式Twitterで述べた。
「奪い取る思想でいいのか」批判的な意見も
その一方でネット上では、「今いじめで苦しんでる子が、この投稿を読んだら『頑張って学校に行かなきゃ』とプレッシャーを感じる恐れがある」と指摘する声もあった。
また、いじめの当事者であっても「学ぶ権利を奪い取る思想でいいのか」という批判も出るなど、議論を呼ぶ可能性もある。
ハフポスト日本版・安藤健二
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