文・西崎啓太朗 写真・伊藤進之介
「四度(よど)の滝」と呼ばれる名瀑(めいばく)がある。春の緑。夏の涼。秋の紅葉。一度ずつ訪れなければ、真の趣は味わえないと西行法師が語ったと伝わる。冬の今、滝はどんな姿を見せているのか。
きりっとした空気が漂う。岩肌一面に氷が張り付き、アルプスの氷河のような絶景が、そこにあった。
1月上旬、日本三名瀑(めいばく)の一つに数えられる茨城県大子(だいご)町の袋田の滝は3割ほど凍結した。最低気温が零下7度前後の日が数日続いていた。
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凍った滝のことを「氷瀑」と…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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