昨年のコミック市場、過去最大規模になったの?
Q 昨年、コミックがすごく売れたって?
A 出版科学研究所の発表によると、2020年のコミックの推定販売(はんばい)金額は前年より2割以上増えて6126億円。それまでの最高額は1995年の5864億円だったから、25年ぶりの更新(こうしん)で、コミック市場は過去最大規模になった。
特に、電子コミックは前年より3割以上増えて3420億円。減り続けていた紙のコミックの市場も、19年ぶりに増加に転じたんだ。
Q 新型コロナの感染拡大が関係あるの?
A 家で過ごす時間が増えて、多くの人がコミックを読むようになった。「巣ごもり需要(じゅよう)」が最大の理由だと考えられている。電子コミックストアは、CMをたくさん流して利用者を増やしたんだ。
Q 昨年は「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」が大ヒットしたね。
A 昨年12月に刊行された最終巻の23巻は、店頭では品切れが相次いだ。紙と電子コミックをあわせたシリーズ累計発行部数は1億5千万部にも達したんだ。
「鬼滅」は、コミック市場全体を盛り上げた。紙のコミック単行本は「鬼滅」を除いても前年を上回ったんだ。「鬼滅」を求める人が書店に足を運んだことも影響したとみられている。
Q 同じ紙でも、コミック誌はどうだったの?
A 紙の雑誌の売り上げは…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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