伊藤和也
昨年1年間に日本に入国した外国人は約35万3千人で、前年の約430万7千人から91・8%減少した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による水際対策の強化を受け、過去最多の約3118万7千人だった2019年から2年連続で大幅に落ち込み、1966年以来の低水準となった。出入国在留管理庁が28日発表した。
入管庁によると、昨年は前年よりさらに水際対策が強化され、在留資格のある人の再入国を除く新規入国を1月21日に原則停止した。新規入国者は同月に約3万7千人、東京五輪・パラリンピックの開催に伴い7、8月に計約6万4千人だったほかは、各月とも1万人程度までにとどまり、通年では計約15万2千人だった。
新規入国者を在留資格別にみると、「短期滞在」が最多の7万2千人で、「技能実習」約2万3千人、「留学」約1万2千人と続いた。国籍・地域別の最多はベトナムの約2万5千人。次いで中国約1万9千人、米国約1万4千人だった。(伊藤和也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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