昭和の「常識」を変えた革命的な出来事 在宅勤務は壮大な社会実験

 この3年間、コロナ下で在宅勤務が推奨され、子どもたちも休校期間中はステイホームとなりました。同居家族と長い時間、一緒に過ごした人は多いでしょう。離れて暮らす家族や親類と長期間会えなかったという人も。家族の関係は変わったのでしょうか。

お父さん、次はいつ来るの?

 残業が当たり前で、家事や育児にはほとんど関わらない。それが日本の男性勤め人の典型だった。昭和の終わりから平成初めにかけて、テレビコマーシャルでは、こんなフレーズが流れていた。

 「24時間戦えますか」

 「亭主元気で留守がいい」

 自分自身、夜中まで働くのはごく当たり前だと思っていた。

 「珍しく早く帰って子どもと…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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