時効成立前日、強盗容疑者を起訴 割り出した潜伏先の宿

 15年前、自動車販売業の男性を短刀で刺し現金4500万円などを奪ったとして、神戸地検は10日、大阪市西成区萩之茶屋2丁目の作業員、岡田達哉容疑者(60)を強盗致傷罪で起訴した。時効成立は11日午前0時だった。

 指名手配中だった岡田容疑者は先月20日、同容疑で逮捕された。捜査関係者によると、兵庫県警捜査1課と甲子園署は時効成立が迫った9月以降、20人を超える関係者への聞き込みを徹底。10月末に「岡田容疑者を大阪の西成で見た」という証言を得たという。

 捜査員約10人を大阪市西成区に投入し、現在の岡田容疑者のイメージ図を持ち歩き聞き込みを続けた。11月19日、区内での目撃証言を得ると、防犯カメラ映像をたどる「リレー方式」で潜伏先だった簡易宿泊所を割り出したという。

 翌20日朝、簡易宿泊所から出てきた岡田容疑者に捜査員が本人確認したところ、「はい、そうです」と素直に認めたという。

 起訴状によると、岡田容疑者は2005年3月、宝塚市で男性の胸を短刀で刺すなどしたうえ、男性宅から現金約4550万円、乗用車や腕時計など計約20点(約1千万円相当)を奪ったとされる。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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