倉富竜太、奥正光
大分地検は1日、大分市内で昨年2月、時速194キロで車を運転して対向車と衝突し男性を死亡させたとして、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の罪で起訴した元少年について、量刑の重い危険運転致死罪を加える訴因変更を大分地裁に請求し、発表した。訴因変更は男性の遺族らが求めていた。
事故は昨年2月9日午後11時ごろ、大分市大在の県道交差点で発生。右折中だった会社員小柳憲さん(当時50)の乗用車と、対向車線を直進してきた元少年(21)の乗用車が衝突し、小柳さんが亡くなった。
元少年は「どれぐらいスピードが出るか試したかった」と、時速194・1キロで走行していたとされる。
元少年は昨年4月、危険運転致死の疑いで書類送検されたが、家裁送致後に20歳になったため大分地検に逆送となった後、地検は今年7月、過失運転致死罪で大分地裁に起訴した。
捜査関係者によると、高速走行だけでは「制御困難」を要件とする危険運転罪に問えないと判断したという。
小柳さんの遺族は「どれだけ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル