聞き手・豊島鉄博
映画やドラマなどを早送りで見る「倍速視聴」が10~20代半ばの「Z世代」を中心に広まり、かけた時間に対する効果を示す「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が注目されるようになってきました。自身も倍速視聴派で、現役大学生らへの聞き取り調査を続けている博報堂ミライの事業室のビジネスデザイナー、牧島夢加さん(27)に聞きました。若者の間でいったい何が起きているのでしょうか。
――ご自身が動画コンテンツを倍速で視聴するようになったのはいつごろからでしょうか。
だいたい2018~19年ごろだと思います。
私がユーチューバーの動画をすごく見始めたのは、大学生だった16~17年ごろ。当時、(元アイドルでインフルエンサーの)ゆうこすさんがコスメユーチューバーとして、とても話題になっていました。
まきしま・ゆめか 1995年生まれ。博報堂のミライの事業室・ビジネスデザイナー。現役大学生らと一緒にZ世代のトレンド把握やグループインタビュー形式での調査を実施し、クライアントの新規事業や新商品への開発ヒントを提供している。
――なぜ倍速視聴をするので…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル