暴言暴行の剣道指導を苦に自殺 高1遺族が指導者と和解 残った無念

 福岡市の私立博多高校で2020年、剣道部の高校1年の女子部員が当時の顧問からの「貴様、やる気あんのか」などの暴言を受け自殺したことをめぐり、母親(42)らが12日、同市内で会見し、元顧問との和解を発表した。母親は「和解は許すということではない」としつつ、「(暴言、暴行による)指導はしないと約束して頂いた」として元顧問の現場復帰を受け入れたという。

 「部活ていう存在が死にたい原因なのにね」

 「心が弱い私が多分悪いです 迷惑かけてわがままばっかでごめんなさい」

 遺族の弁護士らによると、侑夏(ゆうな)さん(当時15、姓は非公表)は20年8月29日、SNSにこう書き込み、同日亡くなった。

 同校に特待生として入学したのは、その4カ月前だった。だが、剣道部に入部した直後から、練習中などに元顧問から暴言を吐かれたり、地面に何度も倒されたりした。

 6月、母親に「先生の暴言が…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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