18日に全国47都道府県の最低賃金の引き上げ額が出そろい、岩手の最低賃金が単独の最下位となる見込みになった。元々、岩手の最低賃金は全国で下から2番目に低い854円だったが、1円低い853円は10県あった。なぜ、単独最下位になってしまったのか。
岩手地方最低賃金審議会は8日、国の中央最低賃金審議会による引き上げ額の目安である39円を引き上げることを答申。このまま行けば10月4日に発効され、岩手県内の最低賃金は893円になる。
国の審議会は全国の最低賃金を3ランクに分けており、岩手を含む13県が最も最低賃金が低いCランクに分類されている。今回、Cランクの県で目安通りの引き上げを行ったのは岩手だけで、そのほかの県は軒並み目安から4円以上の引き上げを行ったため、岩手が単独最下位に沈んだ。
なぜ、このようなことが起きたのか。
流れを作ったのは、7日に答申を行った秋田だ。
秋田、目安を上回る答申
秋田はこれまで最低賃金85…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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