最大500馬力のモンスターマシンが疾走 世界ラリー日本大会始まる

中川史

 自動車競技ラリーの最高峰、世界ラリー選手権(WRC)の日本大会「ラリージャパン2022」が11月10日、愛知県豊田市を拠点に始まった。開幕を告げる華やかなイベント「セレモニアルスタート」が豊田スタジアムであり、最大500馬力にもなるモンスターマシンが、ファンらの拍手と声援を受けながら最初の競技エリア「スペシャルステージ(SS)」に向けて出発した。

 日本大会は、1月にモナコのモンテカルロで始まった今季のWRCの最終第13戦。国内では2010年の北海道開催以来となる。13日までの4日間、愛知、岐阜両県の6市町に計19カ所のSSを設け、市販車ベースのラリーカー計約40台が合計タイムを競う。

 トヨタが最終第13戦を待たずしてドライバーズ部門と製造者部門の両方で総合優勝を決めている。今回は「クルマのまち」のおひざ元での凱旋(がいせん)大会となった。

 SSには有料の観客席を設けたほか、車の整備拠点「サービスパーク」にもなる豊田スタジアムや周辺は、競技車やドライバーが間近で見られるとあって、多くのファンでにぎわう。

 パークとSSを行き来する車列は連日、豊田市駅前など各所に現れ、市民らの歓迎や関連行事でにぎわう。(中川史)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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