高層ビル群に囲まれながらも下町情緒が漂う商店街が今も残る。そんな街、日本橋人形町を、5月の平日に訪れた。
昼下がり、人形町駅から5分ほど歩いた裏通りに鎮座する「小網(こあみ)神社」を通りかかると、すでに行列ができていた。道路に人があふれ、警備員が「道をふさがないでください」と誘導しなければいけないほどだ。
敷地はわずか70坪ほど。周囲には9階建てのビルに入る日本橋小学校やオフィスビル、首都高速の高架橋などがあり、知らなければ見過ごしてしまう小ささだ。
埼玉県川越市から来たという40代女性は「お正月に家族で初詣に来たら、3時間待ちだった。来たら抽選に当たるなど運気がアップしたので通っている」と語った。
社の左側には金銭を井戸の水で清め、財布に収めると金運がアップするとされる「銭洗い弁天」と「銭洗いの井」がある。スーツ姿の30代の女性が財布から1万円札を出し、水に浸していた。
「東京最強のパワースポット」に行列ができる理由
お正月には3万人が行列をつくるという人形町にある小網神社。行列ができる二つの理由を深掘りします。人気ドラマのロケ地となった名店が軒を連ねる人形町の魅力に迫ります。
1466(文正元)年に創建…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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