金居達朗
大阪府池田市の久安寺で、境内の池に浮かべられた色とりどりのアジサイが参拝者を楽しませている。
花の名所として知られる同寺には、境内に約千株のアジサイが植えられている。16年前、「終わりかけの生命にもう一度潤いを」という願いを込めて、アジサイを池に浮かべる取り組みが始まったという。住職の国司真相さん(48)が、境内のアジサイを摘み取り、毎朝入れ替えている。
新型コロナウイルスの感染対策として、池の周辺には、「譲り合う気持ちを持ちましょう」「静かな時間を過ごしましょう」といった立て札も設置したという。
国司さんは、「感染症が猛威を振るう日々ですが、移りゆく命に諸行無常を感じてほしい」と話していた。7月4日まで。問い合わせは同寺(072・752・1857)。(金居達朗)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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