法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)が若者に仕事の魅力を紹介する合同イベント「法曹という仕事」が29日、最高裁(東京都千代田区)で開かれ、中学生や大学院生らが参加した。
池上政幸最高裁判事は講話で、「最高裁の法廷は判例を形成する場」と紹介し、「判例は法曹三者の英知の結晶だ」と強調した。また、法律やルールについて、「言葉によって表現されるため解釈の余地があり、立場によって異なる」と指摘。一例としてごみを挙げ、「役に立たなくなったものがごみなのか、財産的価値のないものがごみなのか」と、参加者に問いを投げかけた。
参加者は法曹三者の役割について説明を受けた後、各小法廷に移動し、法曹関係者とのパネルディスカッションなどに臨んだ。
東京都江東区の高校2年の女子生徒は、「検察官と弁護士の違いがよく分かった。大学では法学部に進学したい」と話した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース