近藤咲子、上保晃平
千葉県柏市内で覚醒剤を所持、使用したとして、覚醒剤取締法違反(所持・使用)の罪に問われたアイドルグループ「KAT―TUN」の元メンバーで動画編集業、田中聖(こうき)被告(36)=柏市大井=の初公判が22日、千葉地裁松戸支部(本間敏広裁判官)であった。田中被告は起訴内容を認めた。
田中被告、起訴内容「間違いありません」 84席の傍聴席は満席
午前11時、101号法廷に田中被告が黒スーツに黒縁メガネ姿で入廷した。同支部で傍聴席が最も多い84席ある法廷で、20代から40代とみられる女性も目立ち、席が埋まった。
起訴状などによると、田中被告は6月29日午後10時半ごろ、柏市内で覚醒剤0・062グラムを所持。その前日の28日ごろには、覚醒剤のフエニルメチルアミノプロパンの塩類若干量を加熱し、気化させて吸引したとされる。
田中被告は、罪状認否で、「間違いありません」とはっきりした口調で答え、起訴内容を認めた。
判決後の1週間で2~3回使用か
検察側は冒頭陳述で、田中被告が今年6月20日に名古屋地裁で覚醒剤取締法違反(所持、使用)などの罪で懲役1年8カ月執行猶予3年(求刑懲役2年)の有罪判決を受けた後、翌々日の22日ごろから覚醒剤を使用したと指摘。28日までの間に2~3回使ったとした。
検察側の証拠調べによると…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル