服役中に「保護観察所のせいだ」 行き場を失い重ねた罪は防げたのか

 JR福島駅西口で昨年11月、無差別に2人を刺して軽傷を負わせたとして、殺人未遂などの罪に問われた男(70)の判決公判が20日、福島地裁であり、懲役11年が言い渡された。

 裁判で被告側は「出所後に頼った保護観察所の冷酷な対応に不満を持ち、世間に知らしめるためだった」と動機を説明した。再犯を繰り返す被告を、凶行事件に走らせない手立てはなかったのか。

 裁判で明らかになった事件の経緯は、こうだ。

 被告は2017年、放火事件…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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