昭和を代表する作曲家の古関裕而(ゆうじ)(1909~89)がいま、再び注目されている。4月には、約1万7千通の投票をもとにしたCD「あなたが選んだ古関メロディーベスト30」(日本コロムビア)が発売された。阪神タイガースや夏の高校野球に欠かせないあの名曲も――。歌いつがれる30曲が出そろった。
古関は福島市出身。放送中のNHK連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルにもなっている。生誕110年を迎えた昨年、地元紙の福島民報がCDを企画。生涯に作曲した5千曲余りから110曲に絞り、昨年12月から今年2月にネットやはがきで投票を受け付けた。40都道府県から約1万7千の応募があり、6歳から99歳まで幅広い世代が心に残る1曲を寄せた。20代も5・6%を占めた。
1位は、1954年発売の「高原列車は行く」。8千票超を集めて断トツの首位になった。福島県内を走っていた沼尻軽便鉄道の情景がモデルで、古関の軽快なメロディーに岡本敦郎(あつお)の伸びやかな歌声がはまり、爆発的ヒットを記録した。
2位は夏の甲子園の大会歌「栄…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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