木の板で覆われた橋 新緑の中の不思議な光景、7億円の工事理由は

【動画】木製の板で覆われた熊野川の橋=溝脇正、長島一浩撮影

 三重県熊野市和歌山県新宮市の県境にかかる三和(みわ)大橋で、大規模な補修工事が進んでいる。

 1976年完成の橋をドローンで上空から撮影すると、熊野川にかかる橋長287メートルの3分の1が木製の板で覆われ、山の新緑の中に不思議な光景が広がっていた。

 木の囲いは、橋のさび防止の塗装をする前に、産業廃棄物ともなる表面の古い塗膜をはがす際、川に落下させないための措置。中はシートで覆われ、二重になっている。ボルト交換を含めた補修工事は2021年12月に始まり、完了は24年度の予定。橋の色はクリーム色から濃い茶色になる。

 三重県熊野建設事務所によると、総事業費は約7億円で、三重県と和歌山県が半分ずつ負担するという。長島一浩

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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