積水化学工業は14日、木造アパート6棟で、建築基準法で義務づけられている天井裏の延焼防止用の壁に不備があったと発表した。同じタイプの住宅141棟についても調査し、改修を進めるという。
同社によると、大阪府堺市のアパートの入居者から通報を受けて不備を確認した。これまでに大阪、千葉、静岡、兵庫の4府県の計6棟で、天井裏の壁の石膏(せっこう)ボードが足りないといった不備を確認した。同じタイプのアパートは1987年から2000年までに販売され、東京、神奈川、千葉、埼玉を中心に13都府県で計141棟あるという。
報告を受けた国土交通省は、改修と調査、再発防止策の報告を求めた。同社は「深くおわび申し上げます。今回の事象を厳粛に受け止め、迅速な是正を実施するとともに、全社を挙げて再発防止に努めてまいります」としている。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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