未成年の新隊員22人に酒を飲ませる 陸上自衛隊員9人を減給処分

岡田昇

 陸上自衛隊第11旅団(札幌市)は15日、未成年の新隊員22人に酒を飲ませるなどしたとして第11特科隊(当時を含む)の隊員9人の懲戒処分を発表した。訓練終了後、演習場内でバーベキューをした際、飲酒したという。

 広報室によると、2022年9月9日、北海道大演習場島松地区(北海道恵庭市)で行った新隊員訓練の終了後、「団結会」の名目でバーベキューを実施。その場で20歳未満の新隊員22人が酒を飲んだという。

 陸自は酒を勧めた男性3曹3人を減給15分の1(2カ月)、飲酒を見ながら止めなかった男女6人を同(1カ月)の処分とした。中には50代の男性佐官も含まれている。新隊員には口頭で注意をしたという。

 今回の不祥事は内部調査で発覚。酒を勧めた3人は「少しぐらいなら大丈夫だと思った」と話しているという。飲酒により体調不良を訴えた隊員はいなかったという。(岡田昇)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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