普段は本屋に行かない人に本との「偶然の出会い」を提供しようと、大阪府豊中市に6月、書店機能を併せた調剤薬局が誕生した。その名も「ページ薬局」。人生を変えるような1ページに出会ってほしい、との願いを込めた。
阪急宝塚線蛍池駅から北へ100メートルほど。集合住宅1階の薬局に入ると、高齢者が好きな山歩き本から絵本まで、様々なジャンルの約1千冊が壁一面に並ぶ。
「想像以上に本屋さんらしくなりました」。大阪市平野区などで調剤薬局を経営する「フレンド」(本社・広島市)の常務で薬剤師の瀬迫(せさこ)貴士さん(31)が笑顔を見せる。「ドラマ化されました!」などと手書きされたポップが、より本屋っぽい雰囲気を醸す。
大学を卒業後、製薬会社の営業…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル