1972年5月15日、米軍統治下にあった沖縄は日本に復帰しました。しかし、50年たったいまも米軍基地が集中する沖縄は、過度な負担を抱え続けています。基地問題は恩恵を受けるすべての人に関係するのに、自分のことと考えるのは難しい。そんな沖縄問題を遠く離れた本土の教室でどう教えるか。模索する教員たちがいます。
千葉県の公立高校で社会科を教えてきた永井英司さん(68)は、米兵による少女暴行事件が起きた1995年、いてもたってもいられず沖縄へ飛んだ。抗議やデモで騒然としていると想像した。だが、そこで見たのは静かな街と、けたたましい音で頭上を横切る米軍機だった。「これが沖縄の日常か」。教科書をなぞるだけでは伝わらない実像を知った。
その後は悲惨な戦争の歴史か…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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