今朝(31日)の北海道も暑さが続いており、昨日(30日)午後6時から今朝6時にかけての最低気温が、札幌で26.0度、余市で25.0度と、2日連続で熱帯夜となりました。
札幌で2日連続の熱帯夜となったのは、1961年以降で初めてのこととなりました。
観測史上最も気温下がらず
最近の北海道付近には、太平洋高気圧の縁を回って本州方面からの暖かく湿った空気の流れ込みやすい状態が続いており、連日厳しい暑さとなっています。
特に昨日の札幌は、日最低気温(0時~24時の最低気温)が27.4度までしか下がらず、1876年の観測開始以来、最も高い記録となりました。これまでの記録は1981年の8月2日に記録した25.1度で、その記録を大幅に更新したことになります。
札幌で連続熱帯夜 61年以降で初
昨日、道内8地点で今年初となる熱帯夜を記録した北海道ですが、昨夜から今朝にかけても札幌と後志地方の余市で熱帯夜となりました。北海道で2日続けて熱帯夜の地点が現れるのは、2013年の8月に5日連続で熱帯夜となって以来、6年ぶりとなります。
また、札幌で2日連続の熱帯夜となるのは、時間ごとの気温の観測記録のある1961年以降で初めてのことです。札幌ではここ数日が史上最も寝苦しい夜となったと言っても過言ではないでしょう。
一週間程度は厳しい暑さ続く
今日の日中以降も暖気の入りやすい状態が、向こう一週間程度は続きそうです。札幌では、明日(8月1日)の予想最低気温は25度と、今夜から明日にかけて、3日連続の熱帯夜となるかもしれません。
寝苦しさが続くと、疲れが十分に取れず、日に日に体力が落ちていく恐れもあります。こまめな水分補給などの日々の熱中症対策ももちろんですが、しっかりと食事を摂って体を休めるなどの心がけも必要です。
日本気象協会 北海道支社 岡本 肇
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