札幌の民家敷地内に4頭のヒグマ 目撃の男性「庭で草食べていた」

新谷千布美

 札幌市の市街地に隣接する藻岩山周辺で、親子とみられる複数のヒグマの目撃が相次いでいる。

 3日午後5時ごろ、札幌市南区南39条西11丁目の民家の住人の男性から、「ヒグマが自宅の庭で草を食べている」と110番通報があった。札幌南署によると、男性は、親とみられる大きなヒグマ1頭と、小さな子どものヒグマ3頭がおり、山林方向に立ち去ったと話していたという。

 この通報の1時間前には、近くの同区藻岩下から「2頭のヒグマを見た」という目撃情報が寄せられていた。

 藻岩下では6月20日、「親子のヒグマが4~5頭いた」との通報があった。今月1日には、南西へ約2キロにある同区北ノ沢の道道82号を車で走行中だった男性から「ヒグマ4頭を目撃した」と110番通報があったばかりだ。

 署は札幌市などと情報を共有するとともに、付近をパトロールするなど警戒を強めている。

 藻岩山は札幌駅から南西約5キロにあり、山頂からの夜景で知られている。親子のヒグマの目撃が相次いでいるのは、藻岩山の南から南東の地域で、森林と住宅地が隣接している一帯。(新谷千布美)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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