北海道38人 教員、警官、消防署員 各地にクラスター
道と札幌市は29日、新型コロナウイルスの感染者を新たに38人確認したと発表した。クラスター(感染者集団)が発生している同市北区の介護老人保健施設では入所者ら20人の感染が判明し、計35人になった。市保健所の山口亮感染症担当部長は「市中での感染が広がり、高齢者施設に及ぶことを非常に心配していた」と述べ、集団感染拡大への危機感を示した。
札幌市の同日の感染判明分は26人で、25、27日と並び最多となった。道内の感染者数は計721人(実人数)。
介護老人保健施設は「茨戸アカシアハイツ」で、感染判明者は70~100代の入所者19人と60代の女性職員。市は入所者96人全員の検査を終えており、今後は職員の検査を進める。隣にあるデイケアセンターでも感染者が出ており、濃厚接触の可能性を調べている。
千歳市の高齢者複合施設「グラン・セラ柏陽」でも介護職員の20代男性の感染が判明し計19人となった。
道内最大のクラスターになっている国立病院機構北海道がんセンター(札幌)では、新たに50代の女性患者、20代の男性医師が感染し計67人に。千歳第一病院(千歳)では元入院患者の無職の80代女性が感染して計30人となった。
オホーツク管内の障害者支援施設では40代と50代の男性入所者、50代の女性職員の感染が分かり計6人となった。うち1人はクラスターが発生している遠軽厚生病院(オホーツク管内遠軽町)の元入院患者。
札幌市では市立中学校教員の40代女性が感染。既に陽性が確認された女性の同居家族で、市は、休校中で生徒に影響はないとした。
道警本部に勤める20代男性巡査部長の感染も確認された。道警では初の感染。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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