佐藤亜季
札幌市の秋元克広市長は18日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議後の会見で、東京五輪・パラリンピックのパブリックビューイング(PV)の中止を決めたことを明らかにした。「大会組織委員会とも話をして中止ということで協議が調った」と語った。市中心部に会場に設けて競技中継やイベントなどを行う予定だったが、感染拡大を受け中止を検討していた。秋元市長は「今は人が集まって観戦するというのは難しいと思っている」とした。
また、毎夏恒例の大通公園のビアガーデンも中止する考えを示した。近く実行委員会が正式に中止を決定する見通し。昨年は規模を縮小して実施されていた。
札幌市は緊急事態宣言の解除後の21日からは「まん延防止等重点措置」の対象区域となり、飲食店の午後8時までの時短や酒類提供を午後7時までとすることなどが要請される。秋元市長は「酒類提供を限定する対応をお願いする中、小規模であっても開催を準備していける状況にはない」と述べた。(佐藤亜季)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル