国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は16日、2020年東京五輪について、マラソンと競歩の会場を札幌市に変更する意向を発表。大会組織委員会の森喜朗会長も合意し、札幌開催が濃厚となっています。ネット上では「チケットはどうなるの?」と心配する声も。
IOCは札幌開催の理由を「猛暑による選手への影響を懸念」したと説明。日本と同じく高温多湿のドーハで9月~10月に行われた世界選手権では、女子マラソン68人中28人が棄権する事態に陥り、出場者からは来る東京五輪を不安視する声も上がっていました。
実際に会場が変更になった場合、チケット購入者への対応はどうなるのでしょうか。
今回の報道は大会組織委員会にとっても寝耳に水だったようで、組織委広報は取材に対し「ご関心の強いところかと思いますが、委員会でも正確に把握できていない状況です」「10月末にIOCと検討したのち、具体的な対応を発表させていただきます」とコメントしました。
一部日程では、マラソンと陸上競技をセットにしたチケットも販売されており、払い戻しの手続きは複雑になりそうです。購入者の一部からは「せっかく高倍率で当選したのだから札幌まで見に行きたい」という意見も上がっており、対応は慎重にならざるを得ません。
選手への配慮を「すばらしい」とする声が見受けられる一方で、開催地域関係者やチケット購入者には大きな混乱をもたらした今回の報道。今後の決定に注目が高まります。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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