札幌市の池田詩梨(ことり)ちゃん(当時2)が2019年6月に衰弱死したとされる事件で、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の莉菜被告(22)の控訴審第1回公判が16日、札幌高裁であった。弁護側は懲役9年とした一審・札幌地裁判決に「事実誤認がある」として改めて無罪を主張。検察側は控訴棄却を求め、即日結審した。判決は4月26日。
弁護側は、一審判決で「低栄養による衰弱死」とされた詩梨ちゃんの死因について、「外傷性ショックによる急死」とする法医学者2人の意見書を提出。金子武志裁判長は採用して調べるとしたが、法医学者の証人尋問などは認めなかった。
また、同罪などに問われ、一審・札幌地裁で懲役13年の判決を受けた莉菜被告の交際相手、藤原一弥被告(26)の控訴審も16日、札幌高裁で始まり、即日結審した。弁護側は無罪を主張して被告人質問などを求めたが、金子裁判長は却下した。判決は4月26日。(榧場勇太)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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