来場1日26人…でも維持費は年7700万円 博物館の運営を問題視

 兵庫県の2022年度事業について外部の専門家がチェックした「包括外部監査」の結果が、19日に公表された。古代鏡などを所蔵する県立考古博物館加西分館(加西市)について、来場者数が1日平均約26人しかいないにもかかわらず、年間7700万円の維持費をかけている点を問題視。また同博物館を含む13施設について、運営評価の指標が不適切だったと指摘した。

 考古博物館加西分館は「古代鏡展示館」と銘打ち、鏡を中心とした中国古代の青銅器などを公開している。分館によると収蔵数は約500点。県立フラワーセンター内に立地している。

 公表された監査によると、22年度の分館の有料観覧者数は7928人で、年間開館日数で割った1日平均は約26人。フラワーセンターの入園者数23万4300人のうち、3%程度に低迷している。

主な展示物は、「隋唐鏡」

 監査はその一因として、「地…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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