政府は19日、来夏に延期された東京五輪に合わせて祝日を移動する五輪特別措置法の改正をめぐり、来年8月11日の「山の日」について、五輪閉会式当日の同8日にする方針を固めた。当初、月曜日に当たる9日に移そうとしたが、長崎に原爆が投下された日と重なるため、自民党から異論が出ていた。
自民党は当初案を受け、19日の政調審議会で五輪特措法改正案の了承を見送っていた。政審では「平和への祈りをささげる原爆の日に、レジャーの祝日を設定するのは慎重にすべきだ」との意見が出た。
来年の五輪は7月23日~8月8日で、祝日の移動は五輪開会式、閉会式前後の混雑回避や警備円滑化が狙い。政府は山の日を日曜日の同8日に移し、9日の月曜日は振り替え休日とすることで理解を得たい考えだ。現行法は今年限定で祝日を移動すると定めている。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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