来年の青森ねぶた祭の参加自粛 暴行問題で青年会議所「運行見直す」

古庄暢

 今年の青森ねぶた祭で、青森青年会議所が運行する大型ねぶたの男性スタッフ2人が引き手6人に暴行した問題をめぐり、会議所は18日、団体として来年の祭りへの参加を自粛することを発表した。石田壮平理事長は「管理や指導が十分に行き届いていなかったことが要因。当会議所の運行を見直す時間に充てたい」とのコメントを出した。

 問題は6日夜に発生。大型ねぶたを誘導する運行支援担当をしていた会員の男性(38)とボランティアスタッフの男性(44)の2人が、ねぶたが沿道の障害物に接触したことを理由に、引き手をしていた6人の顔や頭を、うちわや素手でたたいた。

 問題を受け、会議所は18日夜に青森市内で臨時総会を開催。会員の男性を除名処分にし、ボランティアスタッフの男性との関係を断つことにしたほか、来年の祭りへの参加自粛を決めた。また、再発防止のためコンプライアンス指導や管理体制の徹底を図ることも決定した。

 青森ねぶた祭では例年、22団体が大型ねぶたを運行。今年は新たに「プロクレアねぶた実行プロジェクト」が加わり、運行団体は23団体になっていた。(古庄暢)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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